Gate1:旅行前の資金集めとビザの入手

2001年12月、俺は今まで漠然とした思いであったヨーロッパ行きを決めた。
結局日本でたの、2002年8月。
こんなに延びたのは、金がなかったから。

 

正確にいうと、貯まらなかった。今思えば、貯める意志がなかっただけ。
結局、日本でるとき、26万円。たったの26万。
普通に使ってたからね。
最低、半年帰らんときめてた。

 

俺はパリにいくことにした。
俺の好きなアーティストとパリが結びついていたから。
そこで俺はいろいろかんがえた末、ワーキングホリデービザを取得する。

 

ドイツの、
フランスちゃうで、ドイツやで。

 

なんでドイツって、フランスのビザ取れんかったからや。
今ならほぼ100%取得できる方法しってるけど、当時はそんな事しらんかった。
フランスのワーホリって競争率6-7倍らしい。
すごいなフランス。フランスってゆうか
フランスいきたがる日本人多すぎ。俺もやけど。

 

けっこう最後まであがいてみたけど、あかんかった。
西日本管轄のビザおりひんかったから、わざわざ東京に住民票移して
東日本管轄のビザ狙ったりしたけど、返事は不採用。
”あなたがやりたい事は、他のビザでも可能です。他のビザで行ってください。”って。

 

なんじゃそれ!!

 

日本で考えるより、近くにいって考えるほうがいいと思い、
隣国のドイツからフランスの情報収集をしながら、作戦を練ることにする。

 

俺の好きな言葉、”行動力”
男は行動力やといつも思っている。今でも。

 

結局金も貯まらぬまま、7月になるのである。