Gate３：ドイツ入国拒否

トランジットの為バンコクで少し遊んだ俺は、いや俺達は、
ついにドイツに降り立った。

 

正直俺は、ドイツなど行きたくなかった。
ドイツという国を想像してみたが暗いイメージしか浮かばない。
しょうがなく、他の人にドイツのイメージを聞いてもでてくるものは、ビールとソーセージだけ。

 

だれに聞いてもビールとソーセージ、、、

 

ドイツってどんだけ特色ないねん。
俺はひたすら文句ばかりゆっていた。

 

そうゆうわけで、しかたなしに来たドイツ。そんなドイツでも
やはり着いてみるとどんな場所か楽しみになってくる。
しかもはじめてのヨーロッパ、
はやく見てみたいとワクワクしてきた。

 

それやのにやなぁ、いきなりこれかいっ
ってな感じで最悪な事になったんよ。

 

入国審査の為、長い長い列を並び始めて30分後、
やっと俺に順番がまわってきた。
俺は日本人やからそっこうで顔パスやと思っていったら、

 

そっこうで「 はいダメ、こっち来い 」

 

と一言だけ、

 

「 あああっ 」

 

俺のドイツが遠のいてゆくのである。